クイーンS回顧(あの騎乗はないわ・・・)

2日に札幌競馬場で行われたクイーンSは、11番人気のレッドアネモスが勝利。
ここ最近は馬場が渋って力を発揮できない事が多く、不利があった福島牝馬Sで0秒6差6着。力が全く通用していない訳では無かった。
今回は待望の良馬場。しかも好天続きで今の札幌の馬場は軽く、それもこの馬向き。
道中は中団で脚を溜め、直線は内を突いて抜け出した。展開も嵌った。
今回はかなり条件が揃ったうえでの結果で、鵜呑みには出来ないがまだ4歳。
更に力をつければ、穂阿野レースでも通用する可能性もあり、注目の存在に。
2着は追い込んだビーチサンバ、3着はほぼ最後方にいたスカーレットカラーで、先行勢は壊滅。

コントラチェックは逃げなかったのは予定通りだった様だが、この形だと距離が持たない。逃げれば1800mもこなせるはず。
ナルハヤの逃げは、やる事をやった結果なので仕方ない。

逃げたナルハヤに絡んだタガノアスワドの西村騎手のコメントは「自分の形にならないと脆い」だったが、本当にそうなのだろうか。
十勝岳特別では逃げずに勝っているタガノアスワド。大事なのは揉まれない事であり、無理矢理ハナを切る事ではない。
無理に競りかけて1000m58秒2に持ち込む競馬はいかにも頭が悪い。
既に6歳馬で重賞挑戦のチャンスが少ない中、こんな騎乗をされては馬がかわいそうだ。

フェアリーポルカは56kgを背負っていたために、少し早めの競馬になり、結果的に位置取りが前過ぎてしまった。
追い込み優勢で0秒2差6着はなんら恥ずかしい結果では無いし、この馬の実力は再確認できた。